H1タグという大見出しにこだわる勿れ!

サイト内部のチューニングはSEO対策上非常に大切なことです。
特にYahoo!検索エンジンはHTMLソースひとつで評価が変わる傾向にあり、同じ外部リンクでも中身でまったく順位変動が違いますし、安定度や結果が変わってきます。
サイト内チューニング、いわゆる「キーワード最適化」と呼ばれる作業なんですが、これは単純にタイトルタグにキーワードを含めるとか、キーワードを多く使うとか、そういったことではないんですね。
「最適化」という言葉が示すとおり、まさに適度にコーティングする必要があるのです。

先ほどもお客様から問い合わせがあったのですが、内容は「H1タグの直下にキーワードを配置することは、SEO対策上プラスかマイナスか?」とゆーものでした。
回答として「Yahoo!対策を考えた上ではマイナスに出る傾向にあります」と申し上げたのですが、あくまで傾向の話で一概に言えないというのが正直なところなんです。
そもそもH1タグというのはそのページの「大見出し」でして、そのページの内容を示す適度な文言を設定するのがいいのですが、そこにキーワードを含めるのが常識ですが、あえてキーワードを含めない選択もありなんですよ。

H1タグに含まれるキーワードは、強弱抜きにして検索エンジンは評価する傾向にあります。
「このページにはこういうことが書かれてあるんだな、このワードは重要だな」とみなし、そのワードで検索がかかった際に表示順位を上にするというのが一般の見方、常識なんですが、このH1を意識するがあまり“過剰対策”になってしまい、「最適化」の域を超えてしまう場合があるのです。
そうなってしまうと、特にYahoo!検索エンジンはサイト自体の評価を落とし、そのキーワードでなかなか順位が上がらない、もしくは100位以下の圏外に・・・、という現象が起こります。

タイトルタグ、H1タグ、サイト内リンク、コンテンツに含まれるキーワード、サイト全体を見てのキーワードのバランス、、、、そのあたりを総合的に見ての「検索エンジン最適化」ですから、H1タグだけにこだわってしまうと全体のバランスが崩れてしまい、空回りのSEO対策を施してしまうことになりかねません。
このように、SEO対策の難しいところは外部リンクを強化することではなく「キーワード最適化」だといえるのです。