金地金の投資メリット

金地金とは、金塊のことを言います。
インゴット・ゴールドバーなどとも呼ばれますが、昔から特定の国の市場に依存しづらい資産として世界中で流通しています。
金地金は、ロンドン貴金属市場協会の厳正な審査の基準をクリアした品質保証されたものだけが取引されています。
株式やFXなどに比べると値動きがしにくいため、資金のリスク分散効果を狙って投資する人も多いです。
投資するリスクは様々なことが挙げられます。

 

金自体が世界共通の価値となっている

大きなメリットとして挙げらるのが、金自体が世界共通の価値となっているということです。
円やドルなどの通貨は発行元の国の信用が前提となって取引されています。
国に問題があると、信用が下がってしまい価値が変動するリスクがあります。
対して、金であれば特定の国に属さない金属ですので、実物資産として世界共通の価値を持っています。
その価値は変化しづらく、品質が保証されているためリスク分散用の投資として期待できます。
不景気になると、株価は大きく値下がりしてしまう可能性があります。
金であれば値動きが比較的大きくなく、安定しているため安心して投資できるというのは大きなメリットです。

 

金の需要が増えているため高騰するという可能性もある

また、近年では金の需要が増えているため高騰するという可能性もあります。
また、金地金の投資の特徴として一定の基準を満たせれば税金が優遇されるということが挙げられます。
個人売買で得た利益は、基本的には確定申告を行う必要がありますが、売却益にかかる税金は保有期間が5年以内であれば利益から特別控除として50万円を差し引いた金額が対象となります。
保有期間が5年を超えた場合には、利益から特別控除額50万円を差し引い金額の50万円が課税対象になっていて、給与などの他の所得と合わせて総合課税の対象として税金を計算することが求められます。

 

金地金の購入方法

金地金の購入方法は、3種類に分けられます。
最も簡単なのが、貴金属販売会社の直営店などに行って店頭で購入するという方法です。
購入申込書の必要事項を記入して、代金を支払えば購入することが可能です。
金の重量サイズによって価格は異なってきます。
サイズや価格によっては本人確認が必要な場合があります。
特約店でも購入することができますが、初めて購入するという場合にはできるだけ直営店で購入することをオススメします。
直営店であれば金に対してきちんとしたスタッフが対応してくれます。
純金積立のアドバイスなどももらうことができるため、自分にあった投資方法を相談することができたり、不安や疑問などにも答えてもらえます。
電話で購入することも可能です。

 

日々の金価格を案内するサービスも行っている

重量サイズや欲しい本数などを決めたら、貴金属販売会社の受付窓口に電話することで注文できる様になっています。
銀行に代金を振り込み、会社側が入金の確認を取り次第、注文したものが発送されるという仕組みです。
遠方で直営店に行けないという場合に便利で、わからないことがあればオペレーターに相談することができます。
貴金属販売会社の中には、日々の金価格を案内するサービスも行っています。
電話で通販するのは、輸送中の紛失などが考えられますが、そんな不足の事態に備えた保険が適用されるため安心して注文できます。
電話するのが負担という場合には、インターネットを通じて取引することもできます。
金属メーカーなどの中には純金積立口座を開設した上で、スマートフォンやパソコンから金を購入できるサービスを行っている会社もあります。

 

インターネットを通じた購入のメリット

インターネットを通じた購入であれば、いつでもどこでも好きな時に取引できるというメリットがあります。
ただし、金地金が欲しいという場合には、大手通販サイトを通じて購入することになります。
大手サイトで購入する場合には、販売しているのは転売業者であることもあるため注意します。
インターネットは手軽に購入することができますが、安全性や価値が保証されたものを購入したいという場合には店頭または電話での購入の方が確実です。

 

デメリットも考慮した上で投資は始めることが重要

メリットは様々なものがありますが、デメリットも考慮した上で投資は始めることが重要です。
金地金の場合、金そのものを保管する必要があるため安全な保管場所が必要です。
また、確定申告のためには書類なども保管しておく必要があります。
盗難や紛失のリスクもあるため、自宅で保管する時には場所をしっかり考慮することが求められます。
一般的には購入した貴金属販売店の保管サービスなどを使って保管します。
しかし、この保管方法は保管料が発生するため、これらのコストも考えた上で投資を始めることが重要です。
また、株式の様に配当金がないという点も理解します。
株式などは投資を行っていると配当金がもらえますが、金自体に配当金はないため、金価格が上昇しない限りはしっかりとした利益は得られない様になっています。

 

まとめ

デメリットはありますが、長期的な投資やリスク分散としては十分にメリットがある方法と言えます。
ただし、保管のコストなども考慮した上で投資を始めることが大切です。

株式会社ゴールドリンクの評判・口コミより抜粋