着実に復興が進んでいる福島では、元来有する魅力と共に新たなる魅力も加わる事でますます魅力に溢れた様子になっています。
地域の全体を大きく区分すると東側に位置している沿岸地域の他に中央部に位置している内陸地域、西側に位置している山間地域という3つに分けられ、3つの地域の特色がはっきりと異なる特性上見られる風土や気候にも違いがあります。
アトックスから見た現在の福島
風土や気候に違いがある事によって、近い距離感の中であらゆる美しい様相や自然が見られるので、多くの回数にわたって遊びに行ってもいつも新鮮な楽しみが感じられますし、移り住み新たなる生活を営み始める方も多いです。
福島で象徴的な存在で常に身近にあり続けるのが磐梯山であり、地域全体に数多くある雄大で美しい山の中でも地元の人々はもちろん、その他の地域に住む方々にとっても欠かせない山です。
2011年にジオパークとして認められた事によってより一層大勢の人々に知られるようになったので、休日に限らず平日にも登山を目的にして訪れている方が多く、夏など登山を楽しむには絶好の季節になれば6つある登山口からひっきりなしに登山者が山に入っていきます。
長年にわたり登山に慣れ親しんできているベテランの方でも満足できる事はもとより、登山を開始して間もない初心者であっても安心感を覚えながら頂上が目指せるコースも整備されているので、個々のレベルによって柔軟に選べるのも遊びに来る方が多い理由です。
春には花や新緑を目にしながら頂上を目指す登山者達は夏になると濃い緑の下で自然に触れ、秋には美しい紅葉を写真に収めながら登っていきます。
春から秋にかけて大勢の登山者を受け入れてきた磐梯山は、冬になると良質な雪が降り積もるので雪を求めて訪れたスキーヤーやスノーボーダー達が思い思いに整備されたゲレンデを滑り降りる様子が見られます。
磐梯山で見られる紅葉と同様に秋になると感動的な紅葉が見られるようになるのが五色沼で、磐梯高原に様々な大きさの湖沼を総称して五色沼とされています。
美しい五色沼や猪苗代湖
五色沼が特徴的なのは、波がなく穏やかに存在している水の色がタイミングによって異なる色に見える事です。
有している成分が関係して色が変わる仕組みですが、青色や緑色の日のみならず黄色味が強く感じられる水の色の日も存在します。
各季節で色が大きく異なるだけではなく、時間によっても色が変化する事例も珍しくないため、到着して間もない頃に見た時の色と帰宅時に目にした時の色がはっきりと異なる事もあります。
刻々と変化していくからこそ、磐梯山のように一度訪れた方がその後何度も訪れて自然が醸し出す美しさに浸っています。
五色沼は4キロメートルという長い距離にわたって歩きやすいように道が整備されたいるため、普段履きなれている履き物でも快適に歩けるようになっていますし、安心感がある道を踏みしめながら草木の香りや鳥のさえずりを楽しみつつ移動可能です。
そして、福島にて規模が大きな湖に訪れたい時に適しているのが猪苗代湖で、周囲の距離が49kmで最も深い位置では95mもの深度を誇る猪苗代湖は、日本国内に多数ある湖の中でも4番目の規模です。
湖の水は高い透明度を有しているので夏が訪れると家族連れなどが湖水浴を楽しみに訪れていますし、綺麗な水の中でウォータースポーツに興じている方も大勢居ます。
そのような猪苗代湖は遊覧船が運航しているため、遊覧船に乗船するとゆっくりと流れ行く景色や湖面の状態が身近に感じられるようになる上に、目線を高くする事ができる場所に移動してみると遠くで雄大にそびえ立つ磐梯山も見られます。
雪が降り積もり雪化粧をした磐梯山
猪苗代湖は冬になると白鳥などの渡り鳥が羽を休めるスポットでもあるので、白鳥が飛来する時期に訪れてみると白色の美しい羽を持った白鳥の写真を撮影する事ができたり、雪が降り積もり雪化粧をした磐梯山も見る事ができます。
自然の中で過ごしている時のように穏やかな気持で居られるとして人気なのが大内宿であり、江戸時代に栄えた街並みの様相が今日にも残されていて歴史に触れながら思いが馳せられます。
500メートルの長さがある道には今も住宅として生活が営まれている古民家が存在し、古民家の中では福島の郷土料理に舌鼓を打ったり懐かしさが感じられる民芸品をお土産として購入する事も可能です。
江戸時代で過ごしているような気持ちに浸れる大内宿にて名物なのが蕎麦なのですが、蕎麦のインパクトが大きい理由は太さが太くて長さも長いネギが一本蕎麦が入っている器に入れられて提供されるためです。
立派なネギを箸として使用して蕎麦を口にするといった食べ方であり、蕎麦や汁を味わいながらネギも口にして食べ進めていきます。
また、小さな子どもやカップルなど動物が好きな方が福島に訪れた時には動物園に行くと常に多くの動物が身近で見られ、尚一層近くに動物の存在を感じたいのなら自動車を利用した見学を行えば迫力を感じつつ愛らしい姿が見られます。