お店で働くパート、アルバイトの人はみんな押す

数年前に従兄弟が和食屋を開店した当時、勤めていた会社が倒産して休職中で無職だった私はそのお店の手伝いに行く事になりました。

個人経営のお店だったので、お店で働く人は全て時給換算のお給料制度だったのですが、その時間給の数字の計算の仕方はもちろんタイムカードが管理していたので、お店で働くパート、アルバイトの人はみんなタイムカードを着いた時と帰る時に押していました。

そのお店は昼の営業と夜の営業をしていたので、昼と夜、そして平日と休祭日の時給が違っていましたし、人によっては、昼も少し働いて、夜にまた少し働くというイレギュラーな人もいたので、タイムカードを押しながら、お給料の計算はどうしているのだろう?

疑問に思っていたので、給与計算をしてるいとこの奥さんに聞いたら、マーカーで色分けをして手計算をしているというのです。

そこで人並みにエクセルが使える私は関数を使って、曜日と時間によって時給が違う計算式の入った表を作りました。

そのまま奥さんに渡すつもりだったのですが「パソコンが使えない」という奥さんだったので、私がタイムカードの計算をすることになってしまったのです。

毎月、月初めになると奥さんが数人分のタイムカードを持ってきてくれます。

そしてそれぞれの人の名前をつけたエクセルのシートの表にそのタイムカードに記載されている時間を入力、一か月分入力すると、その月の平日、休祭日、そして昼夜の差がキチンと別れている時給計算がされます。

数か月間私が突けてやっていましたが、奥さんが「やっぱり申し訳ないから」とパソコンを覚えるつもりでその仕事をやることになりました。

解放されたと思いましたが、奥さんはちゃんと私にバイト代と言って毎月2000円くれていたので、時給としてはそっちの方が良いバイトだったかもしれません。