自宅の一部を賃貸として貸し出しをする住宅のタイプが賃貸併用住宅です。
この賃貸併用住宅とはどのようなメリットがあるでしょうか。
○家賃収入
賃貸として貸し出しをするわけなので、その分の家賃はもちろん頂くことができます。
その分自分たちが支払いをする住宅ローンに家賃分を当てられますので、住宅ローンの支払い額は減りますね。
自分たちで住むだけであっては丸ごとローンを返さなくてはならなかったものが、家賃収入を得ながら返す場合は負担額が少なくなって家計にも優しいです。
住宅に必要な費用というのは生涯で計算をしてみるとかなり大きな額になります。
しかし、住宅がなくては人は生活していけませんから、削るに削れない出費ですね。
その出費を手助けしてくれると考えると、とても嬉しいメリットの一つです。
○土地活用
自分たちの生活をするにあたって必要な土地の面積というのがあります。
新しく土地を購入するところからであれば、自分たちに必要なサイズの土地を購入するといいのですが、建て替えの場合はどうでしょうか。
まだ建物を建てられるけれども、それほど住まいの大きさを必要としない場合、その分の土地はムダになってしまいますね。
賃貸併用住宅なら、その分を賃貸用に建てて貸し出す、それでムダにはなりません。
○将来のライフスタイルに対応
今現状の住み方と、将来の住み方は変わる可能性がどんな家庭にもあります。
将来二世帯で住むけれど、今はまだ住まないからということで期間限定での貸し出しでもいいですよね。
また、転勤となる可能性がある場合は賃貸に住む人も多いのですが、持ち家で転勤になっても賃貸として自分たちの住宅も貸し出せば立派な賃貸住宅となります。
家は一度建てるとそう簡単に建て替えができるものではありません。
将来どのように住むことになるのかは今の段階で誰もわかりませんが、あらゆることを想定しておきたいものです。
賃貸併用住宅として建てておけば、貸し出すもよし、身内に住んでもらうもよし、色々と使いやすい家になると思います。
賃貸併用住宅は大家さんとなる人にとってもメリットが多い住宅です。