一般社団法人設立のデメリット

一般社団法人を設立するということには、たくさんのメリットがあります。
資金などを必要としませんし、社会的な信用を高めると言った意味でも一般社団法人の設立は有効で、場合によっては法人化していなければ契約できないということも考えられますので、法人化を求められる場面が多いと感じる場合は一般社団法人を設立することを検討するべきかもしれません。

しかし、いくら一般社団法人の設立にはメリットが多いとはいえ、その反対のデメリットがないということではありません。
いくつか考えられるデメリットについてご説明したいと思いますので、法人化を考えているという場合にはぜひ参考にしてみてください。

もちろん、人によってはここでご説明するデメリットがさほど気にならないこともあるかもしれませんし、これ以外の部分でデメリットと感じるものもあるかもしれませんが、一般的には書類作成の手間が多くなるということ、そして運営方針を変更する際や決め事などで時間がかかると言うことが挙げられます。

書類作成に関しては、設立のときに必要になるさまざまな書類の用意ももちろんですし、決算なども個人事業の場合と比較して難しくなるので税理士を雇ったりする場合が多いでしょう。

一般社団法人設立の流れ

決算書類は年に一度だけのことですし、税理士に任せてしまっても問題はないかもしれませんが、書類に関してはそれだけではなくほかにも会計記帳や商標登録などいろいろと必要になります。
すべてを任せてしまうよりも自分で行ったほうが良いものなどもありますので、外注だけに頼ることはできません。

また、一般社団法人は運営のために理事、そして社員総会の合意などがなければなりません。
個人ではなく法人ですのでこれは仕方がありませんが、機動力という点では個人と比較すると不満もあるかもしれません。

自分の考えを思いついたらすぐに実行に移せると言うわけではないので、その点で苦労することもあるのではないでしょうか。
こういったデメリットが考えられますが、やはりメリットが大きいので気にならないという方も多いかもしれませんね。